2011年12月21日水曜日

作家、漫画家が「自炊」代行業者を提訴

浅田次郎さん、大沢在昌さん、永井豪さん、林真理子さん、東野圭吾さん、弘兼憲史さん、武論尊さんが、書籍を裁断・スキャンして電子化する「自炊」の代行業者に対し、差止め訴訟を提起しました。
自分で買った本を自分でタブレットPCなどで持ち歩けるようにスキャンするなら、著作権法に認められた「私的使用のための複製」に該当しますが、これを代行することは認められない、という主張です。

業者は、お客さんの手間を省くサービスの提供であるという立場を取るでしょうが、いったん電子的に複製されると、あとはいくらでもコピーが取れるし、メールなどで簡単にやり取りできますから、作家や漫画家にとってはたまりません。

一方、「自炊」は結構な手間がかかりますので、自分で購入した音楽や映画をPCなどにコピーして持ち歩くことに比べるとかなり不便で、業者に代行を頼みたくなる気持ちも分かります。

業者も、複製できないようにガードをかけるとか、何らかの自主規制をしながら、サービスを継続する方法を探すといいのではないでしょうか。

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