2012年1月30日月曜日

阿る(おもねる)

「阿」という字には、「おもねる」という意味があります。

昨年は、「原発安全神話」を維持するために、
事故や被害の規模、被爆の危険度を矮小化する
曲学阿世の御用学者が、
マスコミに跳梁跋扈しておりました(今もか)。

日本の財政状況についても、
諸説入り乱れて、
どれが正しいのかさっぱり分かりません。

最近で「阿る」というと
政治の世界で顕著ですね。

後期高齢者がリーダーシップを取っている泡沫政党が、
合併による生き残り策(政党交付金目当て?)を「政界再編」と自称し、
さすがに自分たちだけでは集票能力がないことは自覚して、
橋下徹大阪市長に擦り寄っています。

老人が今が旬の若者に「阿る」姿は、
美しくないと思います。

毅然として、原則論を説くのが、
保守派重鎮の役目ではないのでしょうか。

また、私は、真の改革とは、保守的なものの中にこそ
見出せると思っています。

特に、似非改革でいろんなところにひずみが出ている現状では、
断固たる改革のできる力強い「保守」の登場に期待してやみません。

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