2013年6月3日月曜日

敢えて物申す、廃炉費用の電気料金への上乗せを!

経済産業省が、原発廃炉費用の電気料金転嫁を可能とする制度改正を検討しているそうです。

「40年かけて既に積み立ててある」廃炉費用が不足する可能性があるからとのことです。

敢えて申し上げますが、これは料金転嫁すべきでしょう。

積立済みの廃炉費用は、これまでの電気料金に含まれていたはずですが、それが「逆粉飾」であったことが明らかになるかもしれないからです。

原発は高いんです。

現政権は、成長戦略には原発再稼動が不可欠だといっていますが、それは原発が「安い」ことが前提となっています。

原発推進派は、安全稼動のためのコストも含めた「本当の」コストを明らかにした上で、推進していただきたい。

一旦事故が起これば取り返しのつかないことになる原発について「想定外」自体が許されないことです。

安全に稼動させるためのコストを、今こそ明確にしていただきたい。


子供の頃、鉄腕アトムやエイトマンが「原子力」で動いていたり、原子力空母や原子力潜水艦が就航していたりして、「原子力」とはどれほど高度なエネルギーかと思っていました。

でも、後にその仕組みがわかったら、なんとも単純なものでした。
火力発電の熱源を、核分裂の熱に入れ替えただけだったからです。

お湯を沸かす仕組みが変わっただけですが、熱源はとんでもなく危険なものに変わっていたのでした。

「想定外」がないほどの安全稼動を保障し、かつ後顧の憂いのない廃炉および使用済み燃料の処理を行ったうえで、それでも原発が一番安いのならば、私も反対しません。

この機会に、きちんと数字を出してほしいです。

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