2012年7月18日水曜日

いじめを「喧嘩」と判断した学校

大津の「いじめ自殺」事件。
通報を受けて現場に向った先生は、いじめられていた生徒本人からも話を聞いた上で、「喧嘩と判断した」と言っています。

何が足りなかったのか。

曽田正人著「め組の大吾」の中に、興味深いエピソードがあります。

主人公の大吾たちは、ちょっと様子がおかしい男の子に出会い、どこか痛いのか、と問います。
男の子は、痛くない、と答えるのですが、大吾だけは腑に落ちない。

結局男の子はマムシに噛まれていたことが分かります。

なぜ分かったのか、と聞かれて、大吾の答は(ちょっとうろ覚えですが)、

「男の子があんな顔をして『痛くない』って言ってるんだ。痛いに決まってるだろ」

この感覚を先生たちに求めるのは、ないものねだりなのでしょうか。

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